診療部門のご案内

放射線部

現在、放射線部では胸部撮影などを行う一般X線撮影装置以外に、X線TV装置・X線CT装置による検査を行っています。放射線画像は全てフィルムレス(フィルムを使用しない)で運用しており、検査時間の短縮や被ばく軽減を実現しています。画像は院内のPACS※1《下記を参照してください》により、診察室や透析室、病棟など院内のどこでも画像確認が行えます。また関連施設である「こしの内科クリニック」と連携をとりながら画像情報の共有も行っています。

当院の主な装置

一般X線撮影装置

一般撮影は通称「レントゲン」とも呼ばれる、使用頻度の多い撮影です。胸部、腹部、脊椎、四肢など全身の部位を対象に撮影し、肺野の状態・心臓の大きさ・骨折の有無などの情報を得ることができる検査です。当院ではデジタルシステムの導入に伴い、昔のフィルムシステムより被ばく線量を減らし、短時間で画像確認ができます。さらに濃度やコントラストなどを自由に変える事で診断目的にあわせた画像が得られます。

X線TV装置

X線TV装置ではX線透視下での検査を行っています。胃のバリウム検査をはじめ、消化管疾患の診断に用いたり、透析患者様のシャント部血管造影検査に活用されています。この検査でも院内のPACSにより、診察室、透析室や病棟など、どこででも画像確認が行えます。

CT装置

CTとはComputed Tomography:コンピュータ断層撮影法の略であり、CT検査はエックス線を使って身体の断面を撮影する検査です。体内の様々な病巣を発見することができますが、大動脈、気管支・肺などの胸部の病変、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。その有用性から適用範囲が広く、依頼数の多い検査です。検査はほとんど苦痛を伴いませんが、息止めや身体を動かさないなどの制約があります。また、必要に応じて造影剤を使用する場合があります。当院では、シーメンス社製の16列マルチスライスCTを導入しています。

X線骨密度測定装置

X線骨密度測定装置は二種類のX線を照射しDXA(Dual-energy X-ray Absorptiometry:二重X線吸収)法の原理に基づき骨密度を算出します。骨粗しょう症などの診断に用います。
※1 PACS(画像保存通信システム)
Picture Archiving and Communication Systemの略で、撮影画像を保存、閲覧する通信システムのことです。当院では使用している全ての撮影装置から発生したデジタル画像データを、画像サーバーに保管し、専門の放射線科医による画像レポート作成、自主機能評価による画像表示、管理を行っています。 PACSを導入することによりネットワーク上の端末であれば同時に違う場所で同じ画像の閲覧ができ、過去の検査画像も必要なときにはすぐ閲覧できます。 また医師が直接、画像処理や表示条件の変更ができるため、従来のフィルムより多くの情報が得られます。 画像データはデジタル保存されるので画像劣化がありません。 当院では関連施設と連携することにより双方の画像を閲覧することも可能となっています。これにより診療の効率が向上しています。

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