みずほ病院

■透析食ってどんなもの??■

★血液透析患者(週3回透析)の食事基準★

透析患者の食事での基準を、栄養素の面から見ると以下の様になります。

栄養表

エネルギー
蛋白質 食塩 水分 カリウム リン
kcal/kg/日 g/kg/日 g/日 ml/日 mg/日 mg/日
 27~39 1.0~1.2 6g
未満
できるだけ
少なく
2000
以下 
たんぱく質(g)×15
以下

※日本腎臓学会資料より

総エネルギー・蛋白質は、単位が「g/kg/日」ですので、上記の数値に体重をかけたものが「1日の摂取量」となります。

★塩分★

塩分を摂りすぎると、体液の調整をするために体が自然に水分を欲します。そして、血管の中の水分量を増やすことで、血圧上昇やむくみの原因になります。血圧の高い状態が長く続くと心臓や血管に大きな負担がかかり、脳卒中や動脈硬化などが起きやすくなります。

★水分★

水分を摂りすぎると、その分の血管の中の水分量が増えます。しかし、限られた透析時間の中で体の中の水分を無理に除去しようとすると、急激な血圧低下や吐き気などの症状がでてきます。

★カリウム★

カリウムを摂りすぎて血液中のカリウム濃度が高くなると、手足や唇のしびれや全身のだるさなどの高カリウム血症の症状が現れ、ひどい場合は不整脈や心停止にまで進みます。

★蛋白質★

たんぱく質を摂りすぎると尿素窒素やリン、カリウムなどがたまってしまい、尿毒症の症状が出てきます。

★リン★

たんぱく質を摂りすぎたり、リン吸着剤を正しく服用できなかったりすると血液中のリン濃度が高くなります(=高リン血症)。高リン血症とは、とくに自覚症状もなく時間をかけて進行し、骨がもろくなったり、関節の痛み、体のかゆみのほか、動脈硬化の原因になります。

※日本医療企画「おいしい透析ごはん」より抜粋

2012-07-14公開 2014-11-01改訂